吊り編み機
と聞いて聞きなれない方も多いですか?
昔ながらの風合いを今に残すスウェットやパーカを作ろうと思ったら、この吊り編み機による
生地が不可欠!
でもこの吊り編み機!もう和歌山に100数十台しか残ってないんです。
あまりの生産性の低さに、各工場とも最新の編み機へと鞍替え。
そしてその生産性の向上と引き換えに、ニット商品は風合いや上質さを失っていったんです。
でもそこは日本人
この吊り編み機を維持して、稼働させている職人さんが和歌山には健在です。
吊り編み機は、現在の主流である高速機の約180分の1の生産性で1台で1時間1m程度、1日約7着分のスウェット生地しか出来ません。
1本の糸を髭針(ひげばり)を使い、糸に負担が掛からない様に編み目にゆとりを持たせながらゆっくり丁寧に編み上げていくので、糸そのものの柔らかな風合いをこわす事無く生地にする事が出来ます。
熟練の職人が時間を惜しまず丹念に編み上げていくという手作り感覚の生地は、ヴィンテージスウェットと同じ独特の風合いになります。まるで空気と一緒に編んでいるかのような絶妙なボリューム感がありソフトでいてコシがあり、洗っても縮みが少ない為ほとんど型くずれはありません。
伝統の機械と職人の技術がうまく融合し、歴史に裏付けされた独特の風合いと上質を併せ持つ、究極の逸品が出来上がるわけです。
その吊り編み機を使ったパーカ!「Sanca」のこだわりパーカです。
裏毛と呼ばれる生地で、柔らかさ、風合いはもちろん生地もしっかりしており10年経っても着られる逸品。
これは店頭でぜひ本物をごらんください