ジーンズ先駆者としての誇り。ギャランティチケットに込めた思いとは!?

# 501XXとは

ギャランティチケット。


このチケットはリベットの特許が切れ
リーバイス社が他のジーンズと差別化するために
誕生したいわば保証書のようなもの。
1890代を境にリベット付きのジーンズは他社から
大量に生み出されていくわけですから、
一番最初にリベットを付けたジーンズであることと
高品質であることは前にも増して消費者に伝える
必要があったわけです。
リーバイス社としてはジーンズ販売トップを走る
メーカーとして断固とした自負と、その違いを
消費者に理解してもらうためにこのような
ギャランティチケットを考えたのでしょう。

ではこの中身は何が書かれているのでしょうか。
まずは最上部。

この部分はリーバイス社がリベットの特許を取って
からの経過年数が記されています。
1番初期のものはFor over17yearsとの記載のものが
発見されてきますから、まさにリベットの特許が
切れた頃と重なります。


この部分は流石に毎年変えられないようで、
大凡5年から10年おきに変更されているようです。

左側上部のエンブレムは
メカニクス(機械工)協会からグランドシルバー
メダルを受賞した記念とカリフォルニア州フェアで
シルバーメダルを受賞した記念を合わせた形で
描かれています。


おそらく当時出回っていた他のジーンズと
差別化するのにメダルを獲得しているのは
とてもよい宣伝になったのだと思います。

そして真ん中には This is a pair of Levi’sの文字。
a pairとはジーンズ一本の意味。足が2本だから
このような表現なんですね。
だからこれはリーバイスのジーンズです。
という意味になります。

細かい内容についてはその時々で内容が
変わっています。
またこの内容変更がデッドストックの場合、年代の
判断材料になったりします。

さらに上部のFOR OVERの部分
1975年頃を境に起点となる年が1873年の特許取得
から1850年の創業年に変わったりします。
その起点もまた21世紀に入り1873年に戻ったり。
まあ細かい変更は常に行われているようですが、
驚くべきことは、110年以上経った今でも基本的な
デザインや伝えたい内容は変わっていない。
ということです。
これこそがとても大事なことで、リーバイス社が
常に最高品質を保っていればこその自負ではなかった
のではないでしょうか。

19世紀終わりにポケットのスレーキに印刷されて
始まったギャランティチケット。
リーバイス社のサイトにもごく初期の印刷用石版が
掲載されていますが、このデザインは今のものと
かなり違います。


でもそこから数年後にはデザインは我々の知っている
デザインへと変更されます。
1890年ころから20世紀初頭にはギャランティチケットは
オイルクロスに印刷され、おそらく最初の頃は
配られていたと思われます。その後バックポケットに
付けられるようになりました。
バックポケットに付けたのは棚に置いてある
ジーンズを一目でリーバイスジーンズとわかるように
するためでもあったようです。
1960年代にはオイルクロスから紙に代わり、
そして2003年からは紙が廃止されまた
ポケットのスレーキに印刷されるようになりました。

それでもなお今もジーンズのクオリティを保証する
証として付けられているのですから頭が下がります。

また今度は時代ごとに内容の違いを書いてみたいです。